ninjinkun's diary

ninjinkunの日記

GWやったこと

10連休。前半ではキャンプ、後半は映画館に行く以外は家にいた。何かしらやっていないと昼からビールを飲んで1日が終わってしまうので、せこせこタスクを積むようにしていた。

しかし後半の予定がない期間は無職のシミュレーションをやっているかのようだった。明日会社に席はあるだろうか(フルリモートなのでそもそもオフィスがないが)。

氏名変更クエスト#5

来月のアメリカ出張が迫ってきた。そこで気になるのは、旧姓のクレジットカードのまま海外に行っても不都合はないのかという点だ。カードも銀行も一度名前を変えると戻せないのでできれば変えたくない。(元々は変更しようと思っていたのだが、自分の使っているソニー銀行が旧姓での振込に対応してないことがわかったので変更したくなくなった)

カードが旧姓のままでもパスポートを照合されなければ不一致はわからない。現実的にはパスポートを確認されるのはホテルやお酒が出る場くらいだろうから、問題になりそうな場は限定的なはずだ。出張の間は会社がホテルや食事代を払ってくれるので大丈夫。問題なのは自分個人で遊びに行った場合である(もちろん遊びには行きたい)。

まずカードに書かれた名義がどれくらい重要視されているのかという疑問が出るが、これは実際は大してチェックされていないのではないかという推測をしている。楽観的すぎるだろうか?トラブルがあった場合の保険や補償などで問題が出る可能性はあると思うが、旅行保険は別でかける予定なので、問題になるのはカードの不正利用の場合くらいだろう。

次にもし不一致が問題になったとして、パスポートの旧姓併記がどれくらい通じるかという話になる。これはやってみないとわからないが、先日渡されたリーフレットの効果が測れるのでむしろちょっとチャレンジしてみたい。

今の所のプランは、まず名前が出ないApple Payをメインで使う。そして使えない場合は旧姓のカードを出し、最後に通じなかった場合に備えてお守りがわりに新姓のカードを作って一枚持っていこうと思っている。

今回はまだ何も氏名変更していないが、自分の葛藤の記録として記しておく。

氏名変更クエスト#4

昨日の昼休みにできあがったパスポートを受け取ってきた。きちんと旧姓併記されている。パスポートは完全に新しい冊子になっていた。

試しに新パスポートをワクチン接種証明アプリに読ませてみたら、新しい姓とパスポート番号でもう一度接種証明が作られた。海外用の摂取証明には旧姓は併記されていない。まあこんなものだろう。

昔のベストセラーでタイトルだけ知っていたけど、Ep.7: トミヤマユキコ・清田隆之が薦める「ジェンダーにまつわる諸々をやさしく学べそうな本~キッカケ編~」 | 『アトロク・ブック・クラブ』〜アフター6ジャンクション presents | ポッドキャスト on Audible | Audible.co.jpを聴いて興味を持ったので読んでみたらとても面白かった。大阪で芸人をしている著者が東大上野研の門戸を叩き、社会学との出会いを通して新しい自分や言葉を発見していく様が生き生きと描写されている。しかし芸人として仕事をしながら東大のゼミに通い続ける著者のバイタリティは凄まじい。

この本を読んで、自分も学生の時に他学部受講で社会学の授業を取って衝撃を受けたことを思い出した。「自我論」というすごいタイトルの授業だったが、学歴や就職活動という学生に身近な題材を取り上げて、それがどういう構造で必要とされているか、自分達自身がどうその構造に加担しているかを毎回問われる授業だった。自分はそれまでメタな構造を疑うという方法論を知らなかったので、こういう頭の使い方があるのか!大学ってすごい!と無邪気に興奮していたことを覚えている。自分の学部は理系だったので、個人が感じる疑問や矛盾を出立として学問分野が成立するというのも新鮮だった。

残念ながらKindle版はないのだが、文庫で手に入るし文章に勢いがあってさっと読めるので、学生時代の気持ちをもう一度味わいたい人におすすめである。

氏名変更クエスト#3

戸籍謄本のコンビニ交付手続きが通ったので、早速パスポートの氏名変更に行ってきた。10年パスポートを更新すると16,000円かかるが、期限がまだ4年残っていてもったいなかったので、記載事項変更申請6,000円を選択した。

書類を記入しながら、サインの部分をどうするかで考え込んでしまった。行政側としてはできるだけ戸籍名に揃えて欲しいらしいが、旧姓や名前のみも一応可能ではあるらしい。戸籍名はまだ自分という感じがしないので、できるだけ書きたくなかった。色々迷った結果、自分は漢字で名前のみを記入した。これであれば戸籍名や旧姓について説明しなくてよさそうだし、画数の多い名前なのでセキュリティ的にもまあ問題ないだろうという考えである。

旧姓併記についても申請したところ、こんなリーフレットを渡されて唖然とした。

これを読むだけでいかに旧姓併記がハリボテかがわかる。旧姓が記載されるのは券面だけで、ICチップには書き込まれない。なので旧姓で航空券を買うと搭乗できない可能性が高い。マジで併記しただけなのである。

ホテルの予約も戸籍名の方が無難と言われたが、ホテルなら券面を見るだけだろうからまあ説明すれば行けそうな気もする。こちらは余裕があるときに挑戦して迷惑がられてみたい。

最近までこの旧姓併記は必要性を証明できないとできなかったらしいが、これは外務省の立場で考えれば当然だろう。外務省の職員はこんな仕組みが海外で通用しないのを当然わかっているので、できれば使って欲しくないはずだ。しかし夫婦別姓議論を旧姓使用で黙らせたい政府に押し切られて仕方なく一般利用を解禁し、せめてものお守りにリーフレットを作って配っているというのが自分の想像である。

加えて、この現場の人間が作った感がある微妙なデザインがまた泣ける。同じ北斎をなぜか2つ配置しているのはまあ目をつぶるとしても、せめてマージンくらいはちゃんと整えて欲しい…。

パスポートは一週間後にできあがる。

氏名変更クエスト#2

今日は警察署に免許証の書き換えに行ってきた。本籍地が記載された住民票が必要だと思って持っていったのだが、マイナンバーカードだけでOKとのことだった(本籍地が変更になっている場合は住民票が必要とのこと)。旧制併記についてもマイナンバーカードに記載があればそれで手続き可能だった。これから婚姻などで改姓する人は先にマイナンバーカードを取得しておくのがおすすめである。余談だが、役所でも警察署でも誰も「旧姓併記しますか?」とは聞いてくれないので毎回自分で申し出る必要がある。

氏名変更クエスト#1

妻の姓に改姓した - ninjinkun's diaryが好評だったので、その後の変更手続きについても発生するたびに書いていこうと思う。

5月にアメリカ出張が入りそうなので、パスポートの氏名変更を最優先にする。申請には戸籍謄本が必要なので、まずはコンビニ交付サービスの申し込み。以前も申し込んであったのだが、戸籍が変わったのでリセットされてしまった。もしかして再申請必要なかったかも、確認中です。確認したところ、やはり違う戸籍に入る場合はリセットされるので再登録が必要とのこと。

このサービスは使える受付時間が決まっているのだが、使いにくいタッチパネルで本籍地などを全て入力して、情報をえいやと送信すると初めて今が受付時間外であると告げられるという無情な作りになっている。以下は週末に一度食らった画面。

旅行保険が付帯しているクレジットカードも変更しようと思ったが、カードの名義変更画面で引き落としの銀行口座の名義変更は先にしましたかという確認が出たので、急いでメインで使っているソニー銀行を変更。Webで申し込める!と思って入力したら、後日郵送で変更届を送るので確認書類とともに提出せよという案内が出てがっかりした。銀行が終わるまでクレカは後回しになる。

次に保険証の変更のため、会社が使っているfreee人事労務に新しい姓を入力した。あとは総務の人にお願いして待ち。

ついでに楽天証券の名義変更。これはWebでマイナンバーカードをアップロードするだけだったので楽だった。役所では結婚と同時にマイナンバーカードも更新してもらえるので、まず使えるIDが手に入っているのはありがたい。iDeCoは別途書類で変更申し込みが必要なので書類をリクエストして待ち。

色々やったつもりだけど、実際のところはまだ楽天証券しか変更が終わっていない…。

妻の姓に改姓した

僕と妻は事情により結婚時に僕の姓を選んだのだが、妻が元の姓を名乗りたいという希望をずっと持っていたため、結婚6年目にして夫婦の姓を妻の姓に改めることになった。もちろん選択的夫婦別姓が実現されていれば僕の名前は変更する必要はないのだが、今のところは夫婦丸ごと名前を変えるしかない。

まず、日本の法の下で婚姻した後に直接改姓する方法は見つからなかった(家庭裁判所の許可があれば可能らしいが、我々向けの用途ではないと思われる)。しかし一旦離婚して元の姓に戻り、再度結婚する際に妻側の姓を選べば実質的に可能らしい。というわけで、離婚して再婚した。

この手続きにあたっていくつかポイントがあったので、同じことを検討している人のために以下に記しておく。注意点として、我々は夫婦二人だけなので簡単な書類の手続きだけで終ったが、子供が居る場合は事情がだいぶ違ってくると思われる。また当然ながらこの記事は素人が書いているものなので、正確な情報が必要な場合は専門家に相談してみてほしい。

  • 同じ夫婦が再婚する場合は女性の再婚禁止期間100日は適用されない
  • 離婚届を出してから婚姻届を出すのは1日は置いた方が良いとされている
    • これはインターネット情報、地域の法律相談などを踏まえた結果の判断
    • 理由は推測になるが、これは事務手続と法的な理由の二つが絡んでいると思われる
      • 事務的な理由: 離婚による情報の書き換えに多少時間がかかるから、すぐに婚姻届で上書きすると混乱をきたす(推測)
      • 法的な理由: 法律の建前上は離婚の意思がない夫婦は離婚できないので(事実)、1日経ったら考えが変わって再婚することにしたという体にするのが穏当(推測)
  • 本籍地が違う場所で届出を出す場合、情報が伝播して書き換えが終わるのに1週間程度待つ必要がある
    • 再婚には戸籍謄本が要るので、1週間+郵送の日数は待たなければいけない
    • マイナンバーカードを使ってコンビニで戸籍謄本を印刷できるサービスがあり便利なのだが、結婚や離婚で戸籍が移動した人は再登録が必要になるのがネック
      • 再登録にはまた1週間程度かかるので、このケースでは郵送と大差ない時間がかかる
  • 結婚時に旧姓併記を申し出ることが可能。婚姻届のとは別に戸籍謄本の添付が必要だが、手数料440円で役所がその場で取り寄せてくれた

まとめると、本籍地が同じ場所で手続きする場合は1日(こちらはやっていないので推測)、違う場所の場合は1週間+数日で再婚できる見積りになる。我々は後者かつ個々の用事の都合で20日後に再婚した。また離婚している間は扶養関係も切れるはずなので、期間を短くしたい場合はできるだけ本籍地で手続きするのが良いと思われる。

やってみた当事者としては当然ながらナンセンス、何じゃこりゃ、選択的夫婦別姓早よという感想である。

そしてまだ戸籍の手続きが終わっただけで、これから免許証、パスポート、保険証、iDeCo、銀行口座 、証券口座、クレジットカードの切り替えがあるので気が重い。こんな作業を結婚する側の片方だけしなくてはいけないというのはやはりフェアとは言えないだろう。

自分としては旧姓併記ができる書類は併記していくし、海外でホテルを予約するケースなどを除いては旧姓を使っていくつもりである。仕事もプライベートもninjinkunで通しているのであまり不都合はないはずだが、僕を苗字で呼びたい場合は今まで通り旧姓で呼んでください。旧姓使用をしていく中で何か不都合が起こったら、またブログで報告しようと思う。

余談だが、妻の姓に変える準備として以下の本を読んだが、参考になったし面白かった(結婚時に妻の姓を選んだ人の話なので、途中から変えた我々とは多少事情は違うが)。

日曜、ブースターショットを14時ごろに打って、夜には案の定発熱。寝苦しくはあったが睡眠は割と確保できた。今回は発熱が長引いて、翌日の月曜も37.5~38度がずっと続いたので仕事は休み。熱はあっても調子は悪くなかったので、Netflixで映画を2本見て(「アンカット・ダイヤモンド」と「ゲティ家の身代金」)、エルデンリングのレベルを4上げて休日として楽しんでしまった。

よく行く映画館

東京は映画館の選択肢が多い。