Launchableに入社して四ヶ月が過ぎた。自分にとっては初めてのシードラウンドスタートアップ、初めてのアメリカの会社になので、新しいこと尽くしな環境を苦労しながら楽しんでいる。後から振り返るためにも、今感じていることを書き留めておきたい。
開発
我々の製品は現在まだ開発中で、一般向けにはリリースされていない。自分はある程度成長した会社で新規サービスを開発した経験はあるが、シードラウンドの会社は初めてである。この製品がきちんと完成しなければ会社の存続が危うくなると考えると、とても緊張感がある。幸いなことにチームメンバーの練度がとても高いので、相談相手には事欠かない。随時Confluenceやミーティングでデザイン意図を共有してフィードバックを受けながら、わいわい開発を進めている。しかしこの製品、作るの結構大変です…
リモートワーク
前職から引き続きリモートワークをしているが、今回の会社はそもそもオフィスがない。最初は在宅で仕事をしていたのだが、自分はオフィスの方が集中できるタイプなので、最近家の近くのシェアオフィスを借りた。場所を変えながら仕事をすると集中が保ちやすいことが分かってきたので、ミーティングがある日は朝だけ在宅、午後はオフィス、天気がよければ公園という感じでやっている。
英語
今のところ英語を使う機会は社内SlackとConfluenceでの読み書き、デザイナーやPMとの1 on 1といったところ。集団で英語を話す機会はほぼないので、一応なんとかはなっている。エンジニアが全員日本語話者なので、開発に関する会話が日本語なのは正直とてもありがたい(英語の上達の意味では良くないかもしれないが)。
リーディング・ライティング
時差の問題もあり、Confluenceにドキュメントを書く文化が根付いている。入社直後はまず読み物の多さに圧倒され、一週間くらいはずっと焦りながらドキュメントを読んでいた(焦らなくてもいいよとはずっと言われていたが)。自分がドキュメントを書く必要もあるのだが、これもやはり時間がかかる。まず英語で書いて見て、それをDeepLに食わせて意味が通った日本語が出てくるかを確認しながら進めている。DeepLとGrammeryにはとにかく助けられている。
一方で、仕事のドキュメントはコンテキストがはっきりしている分まだ書きやすい。自分は何かアイデアを思いついたり、人から面白い話を聞いた場合にすぐ喋りたくなるタイプなのだが、これを書き起こすのがしんどい。自分は英語でふわっとしたことが書けないので、背景をある程度説明しながら文章を書き始めると、本当に言いたかったことに至る前に力尽きてしまうことが多々ある。なんとかしたい。
スピーキング
自分は週一の英語の個人レッスンを6年ほど続けてきていたが、はやりスムーズな喋りには程遠いことを実感する。1 on 1ではなんとか意思疎通はできるが、言葉が出てこないことはよくある。相手がある程度ゆっくり喋ってくれるのと、Google Meetの字幕機能に助けられている。他にも相手が読んでいる本やおすすめのNetflixビデオを見て、共通の話題を作るなどの工夫もしている。
英語の先生は入社してからだいぶ喋りが上達したと言ってくれているが、自分ではあまり実感がない。個人レッスン以外のオンライン英会話やシャドーイングなども手を出してはみたが全然続かないので、何かスピーキング力を増やすアクションの必要性を感じている。
時差
日本とアメリカの東海岸、中部、西海岸にそれぞれメンバーが居る。ミーティングはお互いの時間がオーバーラップする朝に集中するので、起きるのが多少早くなった(とは言っても8時起き)。朝起きてメンションがたくさん溜まっている時は、仕事モードに切り替えて目を通すまでに気合が必要になる。時差の問題はどうしようもないので、前述のドキュメント文化とみんなの配慮でなんとかやっている。
おわりに
色々苦労もしているが、基本的には楽しくやっている。今はとにかく製品をリリースして、Launchableのインパクトを世に問うていきたい。
あとはUSのメンバーにまだ会ったことがないので、早く実際に会ってみたい。アメリカに行けるのがいつになるのかわからないが、往来ができるようになる日を心待ちにしている。
最後に一言。様々なバックグラウンドの優秀なメンバーと働くのはとても楽しい。