ninjinkun's diary

ninjinkunの日記

YAPC::Kyotoに参加した #yapcjapan

3年ぶりのオフラインカンファレンス、YAPC::Kyotoに参加してきた。自分はPerlは書かなくなって久しいが、今回は同僚も発表するし、自分が昔勤めていたはてなのメンバーも参加しそうだし、何よりオフラインカンファレンスを久しぶりに楽しみたいという動機で京都まで行ってきた。

前日祭から参加したが、kyannyさん (id:a666666) の発表「ソフトウェアエンジニアからサポートエンジニアにジョブチェンジしてみた」が印象に残った YAPC::Kyoto 2023 Reject Con で発表した #yapcjapan - @kyanny's blog。サポートエンジニアは同じような問題が何度も来るので一度解決した問題の知見がすぐに活かせるところや、細かい締め切りに追われるところなど、なるほどなと思った。自分が将来サポートエンジニアになるかはわからないが、実体験を聞いたことでイメージが湧くようになった。彼のブログをずっと購読していることもあり、久しぶりに生のkyannyさんに会えたのも嬉しかった。

前日祭後にid:onishiに誘ってもらって一次会、そしてその後流れるようにはてなオフィスで二次会となった。移転したはてなオフィスは初訪問だったのだが、はてなのオフィスというだけで気持ちが新卒に戻ってしまい(自分は2009年の新卒)、気がつくと夜中の2時まで飲んで翌日は二日酔いになっていた。

YAPC本編のハイライトはやはりid:onishiのキーノート YAPC::Kyoto 2023 に参加し、キーノート喋ってきました裏話 - 大西ブログ。「モブがメインキャラを目指す話」とのことで、大西さん(さん付けで呼びたいのでid記法はやめる)は長らく自分がモブだという認識だったらしい。最近受けたインタビューの中にもある通り、大西さんは自分の最初の上司だったのでそれなりに近くで見ていたつもりだったが、上司がそんなことを考えいたなんて全然知らなかったので結構驚いた。

自分の大西さんに対する印象は、とにかく問題解決のスピードが異常に早く、運用チームという地味な名前ながら全社の売り上げの大部分を担うチームを担当していて、いろんな職種の人から頼りにされていた。確かに対外的に目立つ活動はされていなかったが、社内の人は皆はてなを支えているのは大西さんだと理解していたと思う。自分が退職した2013年あたりに大西さんのマインドチェンジがあったようで、対外的な露出を増やし、サービスディレクターを担当して積極的に責任を引き受けるようになっていった。その辺りの経緯やその後は薄くしか知らなかったので、軌跡を知ることができて嬉しかった。

自分は大西さんとは全然違うタイプのエンジニアになったと思うが、ある種の大西イズムは引き継いでいるつもりでいる。徹底的なユーザー志向やサービスへの責任感はその最たるものだ(全部同じようにできているわけではないが…)。今回の発表を聞いて改めて、やはり最初の上司が大西さんでよかったと思った。

ちなみに発表後に大西さんを知らない人にも感想を聞いてみたが、「あれでモブなら俺たちは何なんだ」と言っていて、いやほんとそれですよ。

YAPC::Kyotoを開催してくださったスタッフの皆さん、ありがとうございました。とても楽しかったです。