以前rebuild.fmでNさんがおすすめしていたので気になっていたアゴタ・クリストフの『悪童日記』を読んだ。面白すぎて、続く『ふたりの証拠』『第三の嘘』も一気に読んでしまった。
フィクションだが、第二次大戦中と戦後のハンガリーという舞台が凄まじく、暴力と死が身近にある暮らしが淡々と語られる。国境や隣国という概念があるのも、島国で育った人間から見ると新鮮に感じた。
母国に居られなくなって国を出て行ったり、友人や身内と離ればなれになるというのはどれだけ辛いことなのだろう。戦争や治安的な理由で日本から出て行かざるをえない状況を考えるだけでも、かなりしんどいものがある。
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