ninjinkun's diary

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YAPC::Asia 2014でモバイルアプリ開発について発表しました #yapcasia

もう先週のことになりますが、YAPC::Asia 2014でモバイルアプリ開発について発表しました。YAPCはエンジニアとして仕事を始めてからずっと憧れだったので、初めて登壇できてとても嬉しかったです。

自分の発表15分、gfxさん15分、二人でディスカッション10分という、ちょっとイレギュラーな構成の発表でした。その辺りの経緯を以下に書きます。

コンセプト

お客さんはサーバーサイドのエンジニアの方が多いと予想していたので、モバイル開発をするエンジニアが普段考えていることを知ってもらうことをゴールにしました。この発表の内容は、バックエンドのエンジニアが直接使える知識ではないかもしれません。しかしモバイルエンジニアと関わる仕事をしているなら、彼らがどう考えているかを知っておくことは、どこかで役に立つのではないかと思います。このため、モバイルエンジニアである自分たちが今現場で直面していて、面白いと思っている問題を共有しようというのが基本コンセプトでした。

gfxさんとのコラボレーション

自分もgfxさんモバイル開発に携わっていますが、自分はUI寄りで、gfxさんはミドル領域というかDeveloper Productivity寄りということで、やっていることは少し違います。この対比が面白いと思ったので、あまり耳慣れない Client-Fontend EngineeringCliend-Backend Engineering という言葉を使って、それぞれ違う話をしました。打ち合わせでgfxさんとお話ししていて、モバイル開発が拡大して、ミドル領域の仕事が生まれている現状がとても面白いと感じたので、それをお伝えしたくてこのトーク構成になりました。

モバイル開発の中でも、自分にとっては苦手な分野だったリリース作業やテストをGood Problemと捉えるgfxさんの姿勢を見ていると、UI大好きおじさん以外のエンジニアもモバイル開発にもっと入ってきて欲しいと強く思います。

初めはなんとなくの流れで決まったコラボレーションでしたが、gfxさんと組めて良かったです。自分としても、今後の議論の足がかりができたと思っています。

おわりに・YAPCの感想

自分が聞いていた中では、cho45のトークが面白かったです。あとはあらたまさんのモバイルAPIのトーク今月のWeb+DB Pressのzigorouさんの記事と(たぶん)繋がっていて、記事をAPI側の話、トークをアプリ側の話として聞くと倍楽しいと思います。GitHubのDelcambreさんによる、gitとの連携をどうやって進化させてきたかの話も面白かったです。

今回発表してみて、改めてYAPCの幅の広さと面白さを実感しました。自分は今はPerlを書いていない人間なのですが、それでも楽しめるし、受け入れてもらえたと思えました。HUBでだらだらビールを飲みながら、エンジニアというのは集まって技術の話をするのがどうしようもなく好きな人種であるなあ、というのを再認識した次第です。足を運んでくださった方々、運営スタッフの皆さま、そしてgfxさん、ありがとうございました。